伝統の保存食「へしこ」樽上げ 猛暑乗り越え上々の出来 海からの風で熟成させる 美浜町丹生
樽上げして出荷されるサバのへしこ=24日午前8時ごろ、美浜町丹生
美浜町では、伝統の保存食「サバのへしこ」が樽上げされ、夏の猛暑を乗り越えて上々の出来となっています。
美浜町丹生では、地元の民宿や旅館の女将たちが毎年へしこを製造しています。かつての船小屋を活用して、海からの風でへしこを熟成させていて、24日は去年漬け込んだ90本のサバを樽上げし、袋詰めする作業に追われていました。
今年は夏の猛暑の影響が心配されましたが、樽を入れている木箱に穴を開けて風通しを良くしたことで、出来は上々だということです。
■丹生酵房 へしこ丸 新谷富子代表
「上出来。おいしくできている。お茶漬けであっさり食べていただくとか、酒のつまみのお供に。いろんな料理で食べてもらいたい」
今シーズンはおよそ4000本を手がけ、敦賀市内の魚問屋などに出荷する予定で、電話での注文も受け付けているということです。
最終更新日:2024年12月24日 19:12