英・チャールズ国王 クリスマススピーチで医療従事者に感謝
イギリス王室のチャールズ国王が恒例のクリスマススピーチを行い、自らのがんの治療に触れて医療従事者への感謝を述べました。
チャールズ国王「今年、私や家族を支えてくれた医師や看護師たちに、心から感謝します」
チャールズ国王はことし2月にがんを公表し、治療を続けています。ことしのクリスマススピーチは王室の邸宅からではなく、かつて病院内に建設された礼拝堂から行われ、チャールズ国王は医療従事者への感謝を述べました。また、「このクリスマスの日に、紛争によって命と生活が脅かされている人々に思いをはせずにいられない」と述べました。
25日にはイギリス東部の教会で、クリスマス礼拝が行われ、がんの診断を受けたことを公表したウィリアム皇太子の妻・キャサリン妃ら、 王室のメンバーが集まりました。
キャサリン妃はがんの化学療法を終えたことを公表していますが、年内の公務の多くが取りやめとなっていたため、イギリスメディアは、「多くの王室ファンがキャサリン妃の姿を見ようと集まった」と報じています。
一方、中国人スパイとの関係が取り沙汰されているチャールズ国王の弟・アンドルー王子や、王室離脱後に確執が続くヘンリー王子夫妻は参加しませんでした。