柴で神主役を…たたけばたたくほど豊作に 「柴の実入れ」神事、県指定の無形民俗文化財 高浜町・青海神社
柴で神主役の男性を叩く氏子たち=11日午前、高浜町青・青海神社
高浜町の青海神社で11日、伝統の「柴の実入れ」の神事が営まれ、カシと榊(さかき)の枝葉で作った柴で神主役を勢いよくたたいて豊漁を祈願しました。
■神事の様子
「この神主なりー」
神主役が神のお告げの祝詞を読みあげると、周りの氏子たちが一斉に立ち上がり、柴で勢いよくたたきます。たたき終えた後、柴がたくさん落ちていると豊漁になると伝えられています。
■神主役 山本毅さん
「重責を無事終えられて、胸をなでおろしている。たくさん柴の葉が落ちたので、今年1年素晴らしいものになるのではないかと思っている」
柴の実入れ神事は江戸時代から伝わるもので県の無形民俗文化財に指定されています。
最終更新日:2025年2月11日 19:12