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「勧請の綱」掲げ、無病息災など祈る 龍に見立てて集落の入り口に 伝統行事「二十日講」 小浜市・荒木区

2025年1月20日 18:59
「勧請の綱」掲げ、無病息災など祈る 龍に見立てて集落の入り口に 伝統行事「二十日講」 小浜市・荒木区
集落の入り口に掲げられた「勧請の綱」=20日午前11時ごろ、小浜市飯盛

小浜市沿岸部の荒木区で20日、江戸時代から続く伝統行事「二十日(はつか)講」が行われました。

無病息災などを願って、龍に見立てた「勧請(かんじょう)の綱」を集落の入り口の門に掲げるもので、綱は長さ7メートル、太さ30センチあり、住民たちが3本の稲わらの束を使って、2時間かけて編みました。

龍は毘沙門天など十二天を請来するための乗り物だと考えられていて、綱には御幣や栗の木で作った12対のあぶみなどが飾り付けられました。

■荒木区 区長 池田悟さん
「これで今年1年、無病息災、五穀豊穣が叶うことと喜んでいる。今後、若い世代に引き継いでいけるよう、私たちが伝えていきたい」

綱の頭は今年の恵方に当たる西南西に向けられていて、区内に不幸があった場合には、連鎖を断つ意味で家族が切り落とすということです。

最終更新日:2025年1月20日 18:59
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