仏像を囲んで「数珠繰り」 長い数珠を手繰り寄せ、無病息災祈る 大玉や中玉にはご利益も 小浜市・常福寺
小浜市内の寺で18日、数百年以上続くとされる伝統行事「数珠繰り」が行われ、住民が仏像を囲んで座り、長い数珠を回しながら、無病息災を願いました。
数珠繰りは毎年1月18日の初観音の日に、小浜市の常福寺で行われていて、今年は住民20人が参加しました。十一面観世音菩薩像を祭る仏壇を囲んで座り、長さ20メートルの数珠を手繰り寄せながら回しました。
数珠の中でもひと回り大きな大玉や中玉はご利益があるとされ、住民たちは手元に回ってくるたびに、玉を額に近づけて願いを込めていました。
■参加した人
「家族の健康と日本が良くなるようお祈りした。みんなが幸せに暮らせる1年になったら。あまり災害もなく、病気も流行らず」
■参加した人
「これからの生活とか、悪いことがなく良いことがあるように願った」
住民たちはおよそ1時間をかけて数珠を100周させ、今年1年の無病息災を願っていました。