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今年は夷子側が勝って”豊漁” 敦賀の伝統行事「夷子大黒綱引き」 高齢化で伝統の継承が課題に 敦賀市・西町通り

2025年1月20日 17:02
今年は夷子側が勝って”豊漁” 敦賀の伝統行事「夷子大黒綱引き」 高齢化で伝統の継承が課題に 敦賀市・西町通り
夷子側と大黒側に分かれて綱を引く=19日午後2時、敦賀市相生町

今年の豊漁や豊作を占う伝統行事「夷子大黒綱引き」が19日、敦賀市の西町通りで行われ、県内外から訪れた人たちが長い綱を懸命に引っ張りました。

夷子大黒綱引きは、400年以上前から続く敦賀の伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

参加者は夷子側と大黒側に分かれて、長さおよそ50メートルの綱を引き合い、通りは熱気に包まれました。夷子側が勝つと豊漁、大黒側が勝つと豊作になると言われ、今年は夷子側が勝って豊漁となりました。

■見物客
「今年初めて。勇壮で楽しかったです」

■リポート 川島秀成キャスター
「400年を超える伝統がある夷子大黒綱引き。いかに次の世代に受け継いでいくかが地域の大きな課題です」

夷子大黒綱引きは、地区の住民の高齢化で維持が難しくなり、まちづくりNPOなどがボランティアで大縄づくりから運営までサポートしています。

■夷子大黒綱引き伝承協議会 木下章会長
「団体さんが入ってきて応援していただいて、そこが中心になっていくというのは、続けていく上では大変助かっている」

■敦賀市 米澤光治市長
「今のままで継続できるかというと、まだまだ課題もあると思うので、市も積極的に取り組んでいきたい」

400年の伝統をいかに守っていくか。地域の枠組みを越えた取り組みが進んでいます。

最終更新日:2025年1月20日 19:15
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