県内在住の男性の顔を殴るなどの暴行を加えた上、金を脅し取るなどしたとして、越前署は23日、越前市の高校生の男女合わせて3人を恐喝などの疑いで逮捕しました。

恐喝や強要未遂などの疑いで逮捕されたのは、越前市に住む18歳の高校生、男女あわせて3人です。

3人は今年6月1日、越前市内の商業施設の駐車場で、県内在住の10代男性に対し、顔を殴るなどの暴行を加え「金渡せや」などと脅し、QRコード決済サービスで4回にわたって、合わせて7万2960円を送金させた疑いです。

また、男性を取り囲んで越前市内の駅に移動し、足や尻を蹴るなどの暴行を加え、全裸で土下座するよう強要した疑いも持たれています。男性が抵抗したため、強要は未遂に終わりました。

3人のうち18歳の女子高生が、SNS上で被害者の男性とトラブルになっていたとみられ、警察の調べに対し女子高生は「自分は暴力をふるっていないし、お金も本人の了承を得ていた。土下座をさせようとしたのは、謝罪をさせるつもりだった」と供述し、容疑を否認しているということです。

警察では、それぞれの関係や犯行時の役割について調べを進めるとともに、他にも共犯者がいたとみて、3人を厳しく追及しています。