根元が曲がっていて甘み強く 小浜市の伝統野菜「谷田部ねぎ」を児童が収穫
福井県小浜市の児童が27日、100年以上にわたって栽培されている地元の伝統野菜「谷田部ねぎ」の収穫を体験し、特産品への理解を深めました。
口名田小学校の3年生と6年生の児童26人は、学校近くの畑で「谷田部ねぎ」の収穫を体験し、生産者に教わりながら、大きく育ったねぎを傷つけないよう丁寧に引き抜いていきました。
「谷田部ねぎ」は栽培の途中、夏に苗を斜めに植え替えることで根元が釣り針状に曲がり、独特の粘りと甘みを引き出しています。
児童たちは、種まきから出荷まで1年以上もかかる栽培の苦労も感じ取っていました。
■3年生
「楽しかった ネギがぐんぐん育ってくれてうれしかった」
■6年生
「ネギはいつも真っすぐだが、谷田部ねぎは曲がっている部分がとてもおいしいと勉強になった」
「こんなに大変な作業をしていてすごいなと思った これからもずっと作ってもらって、いっぱい食べてもらって、この伝統野菜をもっと広めていきたい」
ふるさとをテーマに学習に取り組む児童たちは、収穫したネギを自宅に持ち帰って味わうということです。