福井県職員の男逮捕 ストーカー規制法違反の疑い 「嫌われても伝えられたら、出会えた意味」 知人女性に執拗にメール送付、1日数十回
知人女性に1日数十回にわたって好意を伝えるメッセージを送るなどしたとして、福井県職員の男(33)がストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、県森づくり課・緑化推進グループの主査で、福井市日之出の髙岡哲也容疑者(33)です。
警察の調べによりますと、髙岡容疑者は今年2月から同10月にかけて、県内に住む20代の知人女性の自宅付近をうろついた他、外出先でも女性の近くをうろついたり見張ったりするなど、ストーカー行為をした疑いです。
1日数十回にわたって「たとえ嫌われても、伝えたいことを伝えられたら、出会えた意味だと思う」とか「1人は嫌いじゃないですか。心細いって思わないですか」などと、好意を伝える内容のメールを女性に送りつけていたということです。
女性は10月下旬、警察にストーカー被害について相談していたもので、警察の調べに対し、髙岡容疑者は「全て私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
職員の逮捕を受けて、県は「誠に遺憾で県民の皆さまに深くおわびします。綱紀粛正を厳しく徹底し、信頼回復を図ってまいります」とした上で、職員の処分については、事実関係を確認し、厳正に対処するとしています。