勝山の市街地でクマの目撃相次ぐ 市役所近くや空き地の草むらで 市や警察がドローンも使い探すが見つからず 外出の際は鈴やラジオなど着用を
勝山市の市街地で17日朝、クマの目撃情報が相次ぎ、市と警察が檻を設置するとともに、周辺をパトロールするなどして住民に注意を呼びかけています。
勝山市によりますと17日午前6時ごろ、勝山市役所から西へ200メートルほど離れた本町1丁目で、成獣のクマ1頭の目撃情報がありました。その5分後には市役所をはさんで反対側の沢町2丁目で目撃され、さらに1時間後には、空き地の草むらでも目撃がありました。
このため市と警察は、周辺を車でパトロールし、住民に不要不急の外出を避けるよう呼びかけました。
また、近くの小学校は保護者の車で登校するよう指導しました。
■警察が住民に説明
「ちょっとクマの検索するので、しばらく家の中にいて。ドローンとか飛ばして確認するで、安全確認できるまで中にいてもらえんかな」
■近所の住民
「私30年、40年も嫁に来て経つけど、初めて聞いた。いや~びっくりした。怖いわ。木なんか切ってほしいわ」
市では、まだ草むらにクマが潜んでいる可能性があるとして、ドローンを飛ばして上空から探しましたが、見つからなかったということです。このため捕獲用のオリを2か所に設置しました。
クマの出没が増える時期で、市は外出の際は、鈴やラジオなど音の出るものを着用してほしいと呼びかけています。