ドローン 重機を駆使 土砂災害に巻き込まれた住民の救出訓練
福井県勝山市で27日、県警と企業合同での防災訓練が行われ、ドローンや重機を使い住宅に取り残された住人を速やかに救出する流れを確認しました。
訓練には警察官と永平寺町の土木会社西村組の社員あわせて60人が参加し、大雨で土砂災害が起き、2階建て住宅の1階部分が土砂で埋まり、住人2人と連絡が取れなくなったという想定で行われました。
状況把握のためドローンで空から被害状況を確認した後、重機で土砂をかき出し、玄関付近の岩などを可搬式のベルトコンベアで取り除いて、取り残された住民を救出しました。
福井県警本部警備課 管区機動隊 揚原和輝巡査長
「現場がいつ来ても訓練通りに、またそれ以上の力が出せるように日々訓練したい。」
西村組
笠松莉奈さん
「警察と協力して、一人でも多くの人が助かるように協力していきたい。」
今年は福井豪雨から20年の節目。県警では、今後も県内企業などと合同訓練を行って救助技術の向上につなげます。