“看護補助者”の仕事体験 看護の質向上へ、人材確保目指す 医療現場の働き方改革も ベッドメイクなど担当 県看護協会
患者の身の回りの世話などを通して、看護師の業務をサポートする「看護補助者」の職業体験会が3日、福井市内で開かれ、働き方改革が進む医療現場の人材確保を目指します。
■車いす演習の場面
「片足上げてください。乗せてください」
「看護補助者」は、ベッドメイキングや車いすを使った患者の搬送など、看護師の補助をする職員のことで、特別な資格や医療現場の経験がなくても働くことができます。
■県看護協会 看護教育課 井上恭久子さん
「医師の働き方改革を進める中で、看護師が専門的な業務を行うことがこれまで以上に重要性を増してきている。物品の整理とかを(看護師が)担っていたけれど、看護補助者に任せることで、これまで以上に質の高い看護に専念できる」
看護補助者を募集する病院・クリニックは県内でおよそ40施設あり、県看護協会では体験会を通じて、人材の確保につなげたいとしています。
■参加者
「医療介護系で仕事を探している。人手が足りないようなので、自分にできることがあれば良いなと(思う)」
福井市内の病院で働く看護補助者も仕事のやりがいを語りました。
■つくし野病院 看護補助者 岡山敦生さん
「患者からの感謝の言葉や笑顔を直接受け取ることができる。患者の回復を手助けできる喜びは大きなやりがい」
体験会は福井市と敦賀市の2会場で、今月中にあと3回予定されています。