“冷凍”で地域の食を“熱く”盛り上げ おおい町の複合施設に新店舗オープン 高級志向のベーカリーなど
キーワードは「冷凍」です。おおい町の複合施設に、地元の食材を使ったベーカリーやドライブインが登場し、地域を食で盛り上げます。(3月5日)
先週末、おおい町のSEE SEA PARKには長蛇の列が。
施設内のチャレンジショップにオープンしたのは、冷凍技術を活用した高級志向のベーカリーで、フランスの発酵バターやベルギーチョコを使った贅沢なパンが並びます。おおい町の地酒やコシヒカリの米粉を使ったパンも提供するこのベーカリーは、製造していったん冷凍したパンを、店舗で再び焼き直して提供するのが特徴です。
■GABARA 石田真由美社長
「解凍してから焼いて、袋に入れてお化粧をすることで、水分が逃げない製法でやっている」
■パンを購入した人
「素材とかにもこだわっているので、子育てしている身としては何か入っているのは気になるので、こだわられているのは素晴らしい。うれしい」
一方、うみんぴあ大飯のスーパーマーケットの一角にお目見えしたのは、冷凍の自動販売機を備えた24時間年中無休のドライブイン。自販機では、比較的手頃な価格の20種類の冷凍グルメを取り扱っています。
■自販機を利用した人
「こういうの珍しい。それでちょっと来た」
店内のイートインスペースでは、特産の「ふくいサーモン」や「若狭ぐじ」の冷凍釜めしも販売します。
■若狭地域活性化研究所 飯塚寿社長
「(おおい町は)夕方になるとほとんど営業している飲食店がない。地域の人にとってなくてはならないお店を目指している」
“冷凍”技術を活用した新たな飲食店のスタイル。食で地域を盛り上げようとしています。