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高木毅議員が釈明 「離党や議員辞職の考えはない」 地元で初会見 自民党派閥の政治資金問題

2024年1月29日 20:37
高木毅議員が釈明 「離党や議員辞職の考えはない」 地元で初会見 自民党派閥の政治資金問題
記者会見する高木毅議員=27日午後4時ごろ、敦賀市内

政界を揺るがす自民党派閥の政治資金問題。渦中の高木毅議員が初めて地元で会見しました。キックバックされた金の収支報告書への記載漏れは知らなかったと釈明し離党や議員辞職の考えはないと強調しました。(1月29日)


事態が発覚してから初めて、27日に地元の敦賀市内で会見に臨んだ高木氏。派閥からキックバックされた金について、次のように語りました。

■高木毅衆議院議員(福井2区選出)
「記載漏れがあるという認識はありませんでした。秘書を信頼していたとはいえ、私自身がより細心の注意をもって対応すべきであったと。忸怩(じくじ)たる思いであり、ひとえに私の至らなさであったと深く反省をいたしております」

いわば“秘書任せで知らなかった”と他の安倍派幹部と同様に釈明した高木氏。政治資金収支報告書に記載されていない金は2018年から5年間で1019万円で、高木氏によると、毎年パーティー券の販売ノルマを超えた分について派閥から「キックバック」があり、この金については収支報告書に記載しないよう派閥側から指導があったといいます。

しかし派閥の事務総長まで務めた高木氏は…。

■高木毅衆議院議員(福井2区選出)
「還付金の仕組みは長い間、慣行として行われていたようであり、私自身いつからどのような理由でこのような運用がされていたのかは分かりませんし、派閥としてもその詳細を確認することはできませんでした」

また、問題の金の使い道は会食費や交通費などのいわゆる政治活動費で、不正な支出はなかったと強調する高木氏。しかし…。

■高木毅衆議院議員(福井2区選出)
「事務担当者は記載しなくていいという認識でございましたので、領収書等は残っておりません」

政界を揺るがし国民の強い政治不信を招いている今回の事件。なお、高木氏は離党や議員辞職の考えはないとしています。

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