自民党・安倍派の政治資金パーティーを巡る問題で、派閥の事務総長も務める福井2区選出の高木毅衆議院議員は、政治資金収支報告書に記載していない、いわゆる"キックバック"された金が、2018年からの5年間の合計で1019万円にのぼると明らかにしました。(1月22日)


　高木氏は19日の会見で「同僚や後輩との意見交換会や交通費など政治活動費として使っていた」と説明していて、「裏金」と指摘されるような支出はなかったとコメントしています。今後、出来るだけ速やかに政治資金収支報告書を訂正すると発表しています。

　地元・敦賀市民からは「大金なので信じられない。みんな高木さんを信用していたから」「やっぱりフェアじゃない」「常識というか。人の上に立ってまとめる人だからもっとしっかりしてほしい」と厳しい声が相次ぎました。

　高木氏はこの問題で、去年12月に東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けていますが、立件は見送られています。