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能登半島地震での避難はマイカーと徒歩が半々 津波の恐怖現実のものに 坂井市三国町で住民調査

2024年9月26日 16:30
能登半島地震での避難はマイカーと徒歩が半々 津波の恐怖現実のものに 坂井市三国町で住民調査
避難所に集まる住民(1月1日坂井市三国町)

元日に起きた能登半島地震で福井県坂井市では震度5弱を観測しました。このうち沿岸に近い三国町の住民の避難方法はマイカーと徒歩が半々を占めました。

これはみくに地区まちづくり協議会の防災安心部会が、市街地の住民2400世帯にアンケート調査したもので308人から回答がありました。

能登半島地震で避難した人にその手段をたずねたところ、マイカーが122人、徒歩が116人と半々を占めました。

災害時の避難は徒歩が原則となっていますが、部会では、高齢者や要支援者がいたり、長い坂がある場所だったり、また寒い冬だったりとマイカーを使わざるを得ない実情もあるとしています。

また避難の理由は「大津波警報が発令された」「津波が来ると思った」があわせて155人にのぼり、津波の恐怖が初めて現実となって行動したようです。

一方、全体の87パーセントの人が避難所の場所を把握していて、避難所での滞在時間は1時間から3時間が最も多くなっています。

部会では、大きな津波の兆候がなくても区長が避難解除の指示をするのは不可能で、行政の担当者が来る頃にはほとんどの人が個別判断で自宅に帰ったようだとしています。

なお避難を経験した住民はその後「家族で話し合った」「非常食を用意した」などと答え、万一の備えの大切さを感じたようです。

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