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勝山福祉避難所が閉鎖 一般住宅へ引っ越し 避難者の新たな生活始まる 能登半島地震から3か月半

2024年4月15日 18:47
勝山福祉避難所が閉鎖 一般住宅へ引っ越し 避難者の新たな生活始まる 能登半島地震から3か月半
新たな住まいに移った避難者=15日正午ごろ、勝山市片瀬

能登半島地震の二次避難者を受け入れていた勝山市の福祉避難所が閉鎖されることになり、避難者たちは市内の一般住宅へと移り、新たな生活をスタートさせました。

■新たな住まいに到着
「ここに今日から住みます」
「あ~あぁ、そうですか。こんな立派なところに」

勝山市内で15日、引っ越し作業が進められ、福祉避難所で使っていた介護ベッドや生活用品などを新たな住まいへと運び込みました。

勝山市では1月末から、能登半島地震で被災した輪島市の高齢者を市民交流センターで受け入れてきましたが、財政的な問題もあって閉鎖が決まり、被災者たちは空き家となっていた市内の一般住宅へ移ることになりました。

■福祉避難所の看護師 西谷咲希さん
「きっと1週間は落ち着かないし、この年になって引っ越しを繰り返してらっしゃって、申し訳ないという気持ちもあるんですけど。今まではプライベートの空間がなくて、避難所という形だったので、家に移ってきたということでより自宅らしい生活ができたらなと思っています」

新たな住まいでは、介護サービスなどを使って暮らすことにしていますが、長引く避難生活に被災者の心境は複雑です。

■輪島市から避難してきた女性(80)
「どんないい所に住まわせてくれても、やっぱりうちに帰りたいです」

能登半島地震から3か月半。ふるさとに戻れる日を待ちわび、避難者たちの生活は新たなステージに入りました。

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