福井市の建築資材メーカーフクビ化学工業は14日、2024年3月期の連結決算を発表しました。主力の建築資材の販売が好調だったことなどから3期連続の増収増益となりました。

売上高は397億3500万円、経常利益は21億1700万円で、前の年度と比べて売上高で0.4パーセント、経常利益で11.3パーセントそれぞれ増加しました。

主力商品の建築資材の高性能断熱材や遮音二重床システム部材など、高付加価値製品の販売が好調だった他、産業資材ではインバウンドが回復傾向で、バス関連の車両部材が堅調に伸びたことが売り上げ増加につながったとしています。

ところで、去年の中期経営計画で発表した新工場の建設については、大阪･関西万博の建設工事などで職人が不足しているとして、来年度中の着工を目指す考えを示しました。