セーレン決算 3期連続の増収増益 経常利益162億円で過去最高更新 車両資材の海外事業が好調
福井市の総合繊維メーカー・セーレンは13日、3月期の決算を発表し、3期連続で増収増益となりました。中でも車両資材の海外事業が好調で、利益は過去最高を更新しました。
3月期の連結決算は売上高が約1419億1500万円で、前の年を7.2パーセント上回りました。経常利益は162億1400万円、純利益は121億5600万円と3期連続の増収増益となっています。
主力部門の車両資材は、国内では半導体不足が緩和され、エネルギーや原材料の高騰があったものの、為替の影響や経費削減で増収増益となりました。
また、海外事業は日系メーカーの中国での販売不振の影響もありましたが、アジアや北米で売り上げを大きく伸ばし、増収増益となっています。
セーレングループは海外展開を強力に推し進めていて、売上高に占める国内と海外の比率は、今期は海外が7割近くにまで増え、3年後には8割近くに達する見通しです。
来期の業績予想は、売上高を1470億円とし、4期連続での増収増益を見込んでいます。