老舗も新メニューに挑戦 越前そば200年祭 越前市内6つのそば店を巡って味わう 今月いっぱい開催
県民の味「越前そば」。越前市の古文書に「そば」の記述が出てくるのは今から214年前です。越前市では「日本一おいしいそば」を食べられる街を目指そうと、磨き上げた新メニューを味わえる取り組みが始まりました。
越前市の山田賢一長が昼食で味わったそば。じゃこだしとこめ油を合わせたスープに蒸し鶏がのったきょう発売の新メニューです。
越前市では21日から「越前そば200年祭」と題したキャンペーンが始まりました。
■リポート 川島秀成キャスター
「食べ終わった後、スマホでQRコードを読み取るとスタンプがたまり、好みの1杯を投票することができます」
キャンペーンには市内6つの店が参加し、それぞれに「まつりそば」と呼ばれる新たなメニューを考案。店を巡りながら味わってもらうのが狙いです。
■越前市観光協会 小形真希さん
「おそば屋さんの真の実力を発揮できるのは、それぞれの実店舗なので、そこに足を運んでいただいて、本来の味をお客さんにも楽しんでもらえる」
店主らは1年をかけて、そばの専門家から指導を受け、自慢の味や品質にさらに磨きをかけてきました。
■森六 店主 堀正治さん
「そばにはこれでいいということがない。毎日毎日勉強なんです。レベルアップに励んでいます」
創業150年の老舗でミシュランにも選ばれた「森六」4代目の店主・堀さん。今回考案した新メニューは「トロトロおろしそば」です。
定番の大根おろしに加え、マグロのトロや山芋、そして濃厚な卵黄をのせました。
■リポート 川島秀成キャスター
「マグロのうま味と濃厚な黄身のコクがそば全体に混ざってるので、うま味がぐっと口に入ってくる。細切りのそばの歯ごたえが抜群ですね」
スマホ片手にそば店を巡る巡回型のそばまつり。店主らも盛り上がりに期待しています。
■森六 店主 堀正治さん
「全国のお客さんが福井に行ったら“そばは越前市”ということになれば、こんなにうれしいことはない」
キャンペーンは3月30日(日)まで開かれています。