金塊約1200万円と現金200万円をだまし取られる…郡山市の70代女性がなりすまし詐欺被害・福島
![金塊約1200万円と現金200万円をだまし取られる…郡山市の70代女性がなりすまし詐欺被害・福島](https://news.ntv.co.jp/gimage/n24/articles/fa6b61cfeb5949aea2a612ab855b20e9/39455aee-d50e-4915-b237-d88f4fc529b6.jpg?w=1200)
郡山市の70代女性が金塊約1200万円と現金200万円をだまし取られるなりすまし詐欺の被害にあったことが分かりました。
警察によると1月9日頃、女性の家の固定電話に電話事業者を名乗る男から「電話が不正利用されている」などと電話があり、そのまま警視庁捜査二課員を名乗る男に電話が替わりました。
警視庁捜査二課員を名乗る男は「犯罪グループの1人を逮捕し、あなた名義のキャッシュカードを押収した犯罪収益の一部があなたの口座に流れている疑いがあり、口座の預金を調べなければならないため、捜査に協力してください」「お金を調べるために、金塊を購入してください」などと言ったということです。
話を信じた女性は、警視庁捜査二課員を名乗る男から紹介された店で約1200万円相当の金塊を購入しました。
2月5日には、女性のもとに検事を名乗る男から電話があり「お金は後で返金するので、購入した金塊を駐車場に置いてください」などと言われ、話を信じた女性が袋に入れた金塊を自宅の駐車場に置いたところ、だまし取られたということです。
その翌日には、女性のもとに警視庁捜査二課員を名乗る男から電話があり、「口座に残っているお金も調べなければならない」「指定する口座に200万円を送金してください」などという電話がありました。
話を信じた女性は2月8日に現金200万円を警視庁捜査二課員を名乗る男から指定された口座に送金し、だまし取られたということです。
その後、男らからの電話がなくなり不審に思った女性が警察に相談して被害が発覚しました。
警察は、警察や検察がお金に関する電話調査は行っていないことやお金を払う前に家族や警察に相談することなど注意を呼びかけています。