アクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐため 安全装置付き車の体験会 自治体によっては補助金も
全国的に課題となっているアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐ取り組みが進んでいます。鏡石町の自動車教習所で、踏み間違いによる事故を防ぐ装置をつけた車の体験会が行われました。
鏡石町の須賀川ドライビングスクールで行われたのは…アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐため安全装置を取り付けた車の体験会です。
■県警本部 深谷康宏 警視
「比較的安く付けられる後付け装置があるので、そういう装置があるということを県民の皆さんに知ってほしい」
こちらの教習車、見た目は古いタイプですが、今回紹介された装置は、今乗っている車に「後付け」で取り付けられるものなんです。
例えば、こうした段差を乗り上げようとするとき、アクセルを強く踏み込んでしまいますが…この装置を取り付けてアクセルをめいいっぱい踏むと、アラームがなり車はぴくりともしません。
「急発進抑制装置」とも言われるこの装置は、新車を購入しなくてもいま乗っている車に装着することができるため近年注目されています。
■参加者は
「補助も出るということなので早速つけようかなと思っています」
装着にかかる費用は4万円から10万円ほどで、自治体によっては補助金を出しているところもあります。
■須賀川ドライビングスクールの職員は
「自分ではブレーキを踏んでると思っているが間違ってアクセルを踏んでいることでパニックになってしまう」
教習所のある鏡石町では、2月、当時70代の女性が運転する踏み間違いによる暴走事故により、19歳の男女2人が死傷する事故が発生。
痛ましい事故を1件でも減らすため、こうした出来事を自分事にし、対策を考えて欲しいと警察も話しています。
■県警本部 深谷康宏 警視
「本人だけでなく、家族も含めて一件でも踏み間違いによる事故を減らすために購入を検討してほしい」