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「ナンペイ事件」から29年「事件当時の映像の提供を」警視庁が情報提供呼びかけ

2024年7月30日 7:05
「ナンペイ事件」から29年「事件当時の映像の提供を」警視庁が情報提供呼びかけ

東京・八王子市のスーパーで、アルバイトの女子高校生ら3人が射殺された事件は未解決のまま30日で29年となります。警視庁は、改めて情報提供を呼びかけています。

この事件は1995年7月30日の午後9時すぎ、八王子市大和田町にあったスーパー「ナンペイ」で、パート従業員の稲垣則子さん(当時47歳)、アルバイトの矢吹恵さん(当時17歳)と前田寛美さん(当時16歳)の3人が銃で撃たれ、殺害されたものです。

警視庁は、これまでに22万人以上の捜査員を投入して捜査を続けてきましたが、未解決のまま30日で29年となります。

そうした中、警視庁は先週、事件現場を再現したジオラマや新しく作成したポスターを報道陣に公開しました。

この事件では、事件前に不審な白いセダンが目撃されているほか、直前にスーパーで買い物をした男女が犯人を目撃した可能性があるとみられていて、警視庁は「当時の状況を知るきっかけとなるので、事件前後にスーパー付近で撮影したビデオや写真を提供してほしい」と呼びかけました。

また、犯人が履いていたとみられる26.0cmのスニーカーの写真も公開。「当時撮影したビデオや写真を見返して、似た靴を履いた人がいないか確認してほしい」としています。

警視庁は、「遺族は事件が解決しないと前に向かって進めないと思う。被害者や遺族のために解決したい」としています。

この事件では、有力な情報に対して最高で600万円の懸賞金が支払われることになっています。

【情報提供先】警視庁八王子警察署 特別捜査本部 042-621-0110