阪神・淡路大震災28年「ここは思い出す場所…命が一人でも救われたら」 東京と結ぶ追悼行事へ
阪神・淡路大震災から17日で28年です。神戸市では、6434人の犠牲者を悼み、追悼行事が行われています。
神戸市の東遊園地での追悼行事は、3年ぶりに通常の規模で開催されています。灯籠で描かれた「むすぶ」という文字には、神戸と全国の地を結び、震災を知る世代と知らない世代とを結ぶことで、28年前の教訓を未来へと受け継いでほしいという思いが込められています。
発災時刻の午前5時46分、会場は、祈りに包まれました。
神戸で被災「あの時は本当に非日常だったし、自分の中で大きな意味があった記憶。生かされていることを忘れないで伝えていくことが大事だと思う」
知人を亡くす「なかなか来る勇気がなかった。一回来たら、ここは思い出す場所だなと毎年来るようになった。なくならなくていい命が一人でも救われたら」
今年は東京での追悼行事も3年ぶりに開かれています。午後5時46分には、神戸と東京を映像で結び、黙とうが行われます。世代を超えて、震災の教訓を伝え、次の災害に備える大切さを改めて感じます。