「亡くなられた方たちがいて今がある」阪神・淡路大震災28年 神戸と全国むすび、記憶と教訓を受け継いで
阪神・淡路大震災から17日で28年です。兵庫県神戸市では、6434人の犠牲者を悼んで追悼の行事が行われています。
神戸市の東遊園地で行われている追悼行事は、3年ぶりに通常の規模で開催されています。
今年、灯籠で描かれた文字は、「むすぶ」です。震災を知る世代と知らない世代、 また、神戸と全国の地をむすぶことで、28年前の記憶と教訓を受け継いでほしいという願いが込められています。
神戸で被災「亡くなられた方たちがいて今があるということを、改めて3人で深く刻んだ時間になった」
同僚の妻を亡くす「自分は生き残ったけど、亡くなった人がいるので、亡くなった人のことを考えないといけない。自分の足で来られる間は来て何かできることがあればと」
母を亡くす「同じ町内で走っていけるのが私だけだったのに助けてやれなかった。(追悼会場には)ずっと1回も欠かさずに(追悼会場に来ている)。来ないと年が明けない」
今年は、東京での追悼行事も3年ぶりに再開されます。様々な年代の方が祈りを捧げている姿を見ると、こうしてあかりを灯し続けることが大切なのだと改めて感じます。人や場所、思いが結ばれ、次の災害が来た時に、記憶と教訓が生かされることを願います。