日本の原風景!下郷町“大内宿”その魅力を直川アナが生リポート!福島県
日本の原風景を残す下郷町の大内宿から中継です。
■直川貴博アナウンサー
大内宿の代名詞と言えば“かやぶき屋根”がずらりと並ぶ、この光景。
住民みんなで日本の原風景とも言える江戸時代の景色を守っています。
しかし、伝統を守るうえで課題もあります。高齢化や人口減少で地域の人口はこの50年半分ほどに減少しました。
1977年:249人 2024年:139人(4月1日現在)*下郷町より・大内地区で集計
この町並みは「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を柱として守られているだけに、人口増加の施策を取りにくい場所でもあります。
そんななか、県外から移住し、この大内宿を盛り上げている方がいます。茶房やまだ屋を訪ねます。
入ってすぐのスペースには革で作られたあかべこなどおしゃれな雑貨がずらり!会津の工芸品を中心に集めたセレクトショップになっているんです。
茶房 やまだ屋 諸岡泰之さんに話を聞きました。
■下郷町・大内宿 茶房 やまだ屋 諸岡泰之さん
この場所は母親の実家。諸岡さんはは、埼玉県で生まれ育ちました。9年ほど前に大内宿に移住しました。
また諸岡さんは「伝統の担い手」でもあります。7月2日に行われた、800年以上に渡って大内宿に伝わる伝統の「半夏まつり」。
伝統の衣装に身を包み、集落を練り歩く行列に諸岡さんも参加していました。
■直川貴博アナウンサー
ここ大内宿は福島を代表する観光名所でもありますが、いつの時代もさまざまな人が手を携えて支えあうからこそ、この景色、街並み、そして人の温かさが時代を超えて残るんだなと感じます。