LINEのビデオ通話を使ったなりすまし詐欺で、30代の男性が警察官を名乗る男から60万円をだまし取られる被害にあいました。

詐欺の被害にあったのは、郡山市に住む30代の男性です。

警察によりますと、2024年12月10日、男性の携帯電話に茨城県警の警察官を名乗るものから連絡があり、LINEでビデオ通話をするように指示されました。

その後、男性がビデオ通話を始めると、男が警察手帳のようなものを見せながら「あなたの銀行口座がマネーロンダリングに利用されている。茨城県警察で逮捕した被疑者が、詐欺の成功報酬の1割を渡すということで、あなたから口座を買ったと供述している。あなたの口座に入っているお金の動きを確認する必要があるので、指定する口座にお金を振り込んで貰いたい。振り込んだお金は、問題がなければすぐに戻す。」などと指示されました。

男性は、本物の警察官と信じ、指示に従い、郡山市内にある銀行のATMから指定された口座に現金を振り込み、あわせて60万円をだまし取られたということです。

警察は、家族や官公庁職員などを名乗る不審電話があった場合は、一旦電話を切って、家族や警察などに相談し、お金の話をされたら詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。