福島県警のメールサーバーが“不正中継”される…捜査活動に影響なし
福島県警は、県警の外部メールサーバーに国外から約5万件のメールが不正に送りつけられ、国内外に転送されたとみられると発表しました。
県警によりますと、26日午後2時前、情報管理課の職員が県警から外部に発信するメールの数が多いことに気づきました。
調査すると、国外のドメインを発信元とする約5万件のメールが県警のメールサーバーを経由して、国内外とみられるメールアドレスに転送されていたことがわかりました。
県警のメールサーバーが不正中継されたのは初めてで、発見後は不正中継を遮断し、現時点で情報の流出やウィルスの感染は確認されていないとしています。
また、不正中継されたのは外部とやりとりするメールサーバーで、警察の捜査活動には一切影響はないということです。
不正に中継されたメールの件名は「Notice」などで、県警は不審なメールを受信した場合は破棄するよう、呼びかけています。
今回事案は、ハッキングされたのではなく、サーバーを無断で使用されたとのことです。
宮城県警、福島県庁では過去にも同様の事案が発生しているということです。
県警は再発防止の措置を取っています。