固定電話が鳴り受話器を上げると自動音声ガイダンスで『NTT東日本です。2時間後にこの電話は使えなくなります。オペレーターとお話になりたい方は1番を押してください』と流れる電話が2023年末から相次いでいるといいます。

NTT東日本はウェブサイト上で「お客様の契約状況に関する事項や回線の利用停止について自動音声ガイダンスやSMSを使って連絡することは一切行っていない」とし特殊詐欺の恐れがあるとして注意喚起を行っています。

中テレ報道部にも同様の電話が立て続けに…

福島中央テレビ報道フロアには2024年11月20日の正午頃に同じ内容の自動音声ガイダンスによる電話が立て続けにかかってきました。実際にオペレーターと話をしようと1番を押し接続をすると「カスタマーセンター」と名乗る男性がていねいな語り口調で電話に応じましたが、接続状況が悪かったのかすぐに切られてしまいました。その後すぐに男性から折り返し電話がかかってきたものの、こちらも接続状況が悪かったのか「もしもし？聞こえますか？」のやりとりのみで、電話は切れてしまい会話をすることはできませんでした。その後、電話はかかってこなくなりました。

NTT東日本がウェブサイトで注意喚起している内容としては、ほかにも『現在ご利用中の電話回線で未納料金があり、法的処置をとります。音声ガイダンスの案内に沿って操作してください』といった電話がかかってくるケースや、携帯電話のショートメッセージ機能（SMS）で「利用料金についての確認があるので電話をください」といったメッセージがこれまでにも確認されているということです。

SNSでも同様のケースのほか、総務省を名乗る不審な電話があったということです。

万が一にもオペレーターと会話をし、金銭を要求されるような話があった場合は詐欺を疑い、警察などに相談するようにみなさんも注意をしてください。