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早く終わらせたいため虚偽の捜査書類作成…36歳警察官を書類送検 福島

2024年7月31日 16:30
早く終わらせたいため虚偽の捜査書類作成…36歳警察官を書類送検 福島
福島県警察本部

福島県警は、虚偽の捜査書類を作成し提出したとして、36歳の警察職員を書類送検しました。

虚偽有印公文書作成・同行使で書類送検されたのは、高速道路交通警察隊に所属する36歳の男性巡査長です。県警によりますと、この巡査長は2020年1月、田村警察署に所属している際、田村市で発生した交通事故の捜査にあたり、被害車両の助手席に乗っていた人がけがをしていたことを知りながら、捜査を早期に終わらせたい理由で、被害者のけがの程度を確認せず、けががなかったとする捜査報告書などを作成し、提出したとされます。事故の被害者から再捜査の要望があり、不正が明らかになったということです。県警は7月31日付で、この巡査長を停職3か月の懲戒処分としました。県警では6月に現役の警察官が一般女性に対し、わいせつな行為をしたとして、県迷惑行為等防止条例違反で起訴されています。相次ぐ不祥事に、県警の若田本部長は「厳粛に受け止め、不祥事案の再発防止に尽くす」などとコメントしています。

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