「あと少し」も気温の低い日が続く…ソメイヨシノの標本木はいつ開花? 福島市
3月31日、東京でもサクラが見頃を迎えるなど各地、春らしくなっていますが、福島県内はひんやり。日中の最高気温は会津や郡山などで軒並み1桁台でした。北上する桜前線はこの寒さで足踏みといったところです。
冬の名残りの強い寒気が流れ込んだ31日の福島県内。各地で寒い一日となりましたが福島市の護国神社では境内のサクラが満開です。寒い中でも、力強く花を咲かせていました。
護国神社によりますと、こちらは早咲きの桜なんだそうですが前日に満開になったということです。
■市内から訪れた人は
母「ここだけ咲いていたのでうれしくなって写真撮っちゃいました」娘「福島離れる前に桜を見られてよかった」
ただ、この寒さで県内にも到達していた桜前線は足踏みです。護国神社の近くにある信夫山公園です。
■川上耕平記者
「福島市にある標本木を見てみますと蕾の先が色づき始めています。果たして気になる開花は…」
信夫山公園には福島の桜の開花の基準となるソメイヨシノの標本木があります。福島地方気象台の職員が開花状況を確認しましたが…
■福島地方気象台 鳴海敏徳 気象情報官
「残念ながらまだ一輪も咲いてない状況」
「開花宣言」とはならず。しかし、固い蕾がほころび始め、花びらをのぞかせ、少しずつ開花へと進んでいる様子でした。
■福島地方気象台 鳴海敏徳 気象情報官
「この状況だったら本当にあと少しだと思うんですが、いかんせんまた数日気温低い日が続くので、その中でいつになるか」
4月1日以降も観測は続けられます。標本木に5輪から6輪の花が確認されれば開花宣言となります。