足立区立小学校で天井落下 けが人なし 緊急点検を実施
東京・足立区は区内にある小学校の教室の天井の一部が剥がれ、落下したと発表しました。
これを受け、区内すべての小・中学校で緊急点検をおこなった結果、5つの学校で落下の危険性がある施工不良の天井が確認されたため工事を実施するとしています。
足立区によりますと、今月20日の朝、区立中川小学校の教室で、天井の石こうボードの一部が剥がれて落下し、床に散乱しているのを見回りをしていた職員が発見しました。
落下した石こうボードはおよそ1平方メートル、重さはおよそ10キロでけが人はいないということです。
天井は、石こうボードを接着剤で貼りつけたもので、経年によって接着力が低下したため、剥がれ落ちたとみられています。
区は、区内にあるすべての小・中学校102校で緊急点検をおこなったところ、34校で同じ工法の天井が設置されていました。
このうち、小学校3校と中学校2校のあわせて5校では今すぐ落下するおそれがあるわけではないものの、落下の危険性がある施工不良の天井が確認されたということで、区は、この5校の該当する教室を使用禁止にして、年内にも改修工事を完了させるとしています。