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博多港に停泊の旅客船で海上保安部らが訓練 大型の海洋生物に衝突した事故を想定

2023年11月14日 19:14
博多港に停泊の旅客船で海上保安部らが訓練 大型の海洋生物に衝突した事故を想定
旅客船で海上保安部らが事故想定した訓練

14日、福岡市の博多港で海上保安部などが旅客船の事故を想定した訓練を行いました。

■訓練の様子
「海上保安庁です。分かりますか?お名前言えますか?」

福岡市の博多港に停泊している旅客船『ニューかめりあ』の船内で行われた14日の訓練には、旅客船の乗組員や福岡海上保安部、警察などから約120名が参加しました。

訓練は、博多港を発着する乗客42人を乗せた旅客船が沖合で大型の海洋生物に衝突し、衝撃で多数の負傷者が出たことを想定して行われました。

旅客船の乗組員や巡視船から乗船した海上保安部の潜水士らは、負傷者のケガの重症度などに応じた搬送手順を本番さながらに確認していました。

■福岡海上保安部 警備救難課長・小山裕介さん
「海上で事故が起きると、救助機関が現場に到着するのに非常に時間がかかりますし、救助に向かう隊員の人数も限られる。初動で乗組員がどういった活動をして、その後に我々が到着した後にどういった活動を迅速にやっていくか、より多くの人を救う基本の活動になると思います。」

福岡海上保安部では「新型コロナウイルスの5類移行後、旅客船やクルーズ船の寄港が増え乗客の数も増えているので、万が一の事故に備えて今後も訓練を実施していきたい」としています。

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