こちらは福岡市東区にあるスイーツの無人販売店の防犯カメラの映像です。集金箱を壊し現金を持ち去る人物が映っています。この店は6月10日と17日に被害に遭いましたが、24日、店を巡回していた社長がこの人物とみられる男を発見し、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕しました。
17日、午前3時40分すぎ。福岡市東区にある24時間営業のスイーツの無人販売店に、黒いフルフェイスのヘルメットをかぶった人物が入ってきました。
ポケットから取り出したのは、ハンマーです。これを集金箱の下に差し込みます。強引にこじ開け、中から現金の入った箱を持ち去りました。
店はこの日の1週間前にも同様の被害に遭っていて、被害金額はあわせて30万円に上るとしています。
■阿部まみアナウンサー
「カギが壊された料金箱は犯行後、チェーンが何重にも巻かれ防犯対策をされています。料金箱の横はハンマーの痕が今もくっきりと残っています。」
そして、24日未明。
■いつでもスイーツ・乙津健太朗社長
「カメラを見ていて、私が夜、巡回をしてたんですね。そうしたら店の近くで今、まさにとるという瞬間で、すぐに店行きまして、すみませんという感じで声かけをした。」
運営会社の社長が男を確保し、警察に通報しました。建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の鍵本龍容疑者（40）です。
警察の調べに対し「間違いありません。集金箱を壊してこの中にある現金を盗むつもりで侵入しました」と話し、容疑を認めているということです。
■乙津社長
「お客様と遭遇しなくてよかったというのが一番。早く見つかってよかった。」
無人販売店はチェーン店で、運営会社によりますと、6月に入ってから、県内の別の店舗を含めあわせて6回、現金を盗まれる被害に遭っているということです。
鍵本容疑者は警察に対し、同じ店などで集金箱を壊して盗んだという趣旨の話をしていて、警察は余罪の有無についても捜査する方針です。
