【大雪の恐れ】この冬一番の寒気 情報カメラはみるみる真っ白に パセリ農家は雪への対策 福岡と佐賀
この冬一番の寒気が流れ込む影響で、福岡県内にはすでに大雪警報が出ています。福岡管区気象台は、地域によっては平地でも大雪の恐れがあるとして、警戒を呼びかけています。
23日午前の福岡市中央区は、雪が降ったりやんだりの空もようでした。
■会社員
「寒いです。」
「首を冷やさないようにしています。ここらへん冷えたら寒いから。靴下も分厚いのを履いています。山の方は大変だと思います。」
山間部の佐賀市富士町は午前7時半ごろ、雪景色が広がっていました。
昼食時には、あったか~いおそばに舌鼓をうつ人もいました。
■福岡・大川市から
「暖まります。幸せです。」
■木漏れ陽・友田ゆみ子店長
「温かいそばで雪を見ながら、ゆっくりとお召し上がりいただきたいなと思いますね。」
自慢のそばを味わってほしいとする一方で、来店への注意を呼びかけました。
■友田店長
「雪が降って凍結すると危ないですし、車のタイヤがノー マルですと危ないかなと思いますね。」
■福岡管区気象台・上野健志郎気象官
「九州では広い範囲で大雪となる見込みで、特に23日、今夜ですね。23日夜のはじめ頃から24日朝にかけて、山地を中心にもしくは平地でも警報級の大雪となる恐れがあります。」
福岡管区気象台は23日午後の会見で、大雪への警戒を呼びかけました。
福岡県内の山地では、24日午前6時までに多いところで20センチの降雪が予想され、筑豊・筑後地方では平地でも大雪が降る恐れがあるとしています。
佐賀市富士町でパセリを生産している男性は、雪の重みでハウスが潰れないよう、対策を取っていました。
■パセリの生産者
「雪の重みでパイプハウスが潰れないように、下から支えている感じです。これがないと雪の重みでパイプが曲がったり、潰れたりします。」
今回の大雪について気象台は、去年12月よりも寒気が強く、地上付近の気温が低いため、雪の量が多くなる恐れがあるとしています。
こちらは、23日午前10時すぎの北九州市の情報カメラの映像です。横殴りの雪が街を覆い、10分ほどで、画面が真っ白になりました。
大雪のピークは23日午後9時ごろから24日未明にかけての見込みです。
路面凍結などで交通機関に影響が出ることも懸念されていて、通勤・通学には注意が必要です。