高齢者はねられ死亡 交通事故死者数は同時期の前年比21人増 福岡は全国ワースト
22日朝早く、北九州市で高齢の女性が乗用車にはねられ死亡しました。福岡県では、前の年の同じ時期に比べ、交通事故による死者が全国で最も増えており、警察は危機感を強めています。
警察によりますと、22日午前6時半ごろ、北九州市小倉北区黄金の片側3車線の道路で、横断歩道を歩いて渡っていた高齢の女性が、乗用車にはねらました。
女性は病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡が確認されました。
車を運転していた64歳の会社員の男性にケガはなく、警察で、死亡した女性の身元の確認を進めています。
福岡県ではことし、交通事故によって21日までに84人が死亡しました。前の年の同じ時期に比べると21人増えていて、全国ワーストの増加数となっています。
暗くなった時間帯に、道路を横断中の高齢者がはねられる事故が多発していることから、警察は、車のドライバーに早めのライト点灯を呼びかけています。