ウソの説明をして給湯管工事のクーリングオフに応じなかったとして、福岡市の住宅設備関連販売会社の役員の男3人が12日、逮捕されました。

特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区の住宅設備関連販売会社、イトケンの実質的経営者、松木成元容疑者（41）ら役員の男3人です。

警察によりますと、3人はことし3月、水回りの無料点検を口実に福岡県遠賀町の87歳の男性の自宅を訪れ、給湯管の交換について契約して、数日後に男性がクーリングオフを申し出ましたが「解約できない」などとウソの説明をし応じなかった疑いです。

警察は3人の認否を明らかにしていません。

イトケンをめぐっては「高額な費用を請求された」「キャンセルに応じない」といった相談が、福岡県警に50件ほど寄せられているということです。

イトケン本社の家宅捜索では200万人分の名簿が見つかっていて、警察はこれをもとに「無料点検」をうたって契約者を探していたとみていて余罪の有無についても調べています。