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福岡で火災相次ぐ ストーブは火を消して給油を カセットコンロは使い方を誤ると爆発も 安全に使って!

2023年12月26日 17:31
福岡で火災相次ぐ ストーブは火を消して給油を カセットコンロは使い方を誤ると爆発も 安全に使って!
ストーブ・カセットコンロは正しく使って!

空気が乾燥するこの季節は火災の危険が高まります。福岡県内で火事が相次ぐ中、注意を呼びかける動画が26日、公開されました。

これは、nite、製品評価技術基盤機構が実験した映像です。

寝返りを打った拍子に、ふとんが電気ストーブに接触しました。10分もしないうちに煙が上がり始めると、30分たたずに、ふとんから火があがりました。

福岡市消防局によりますと、ストーブによる火災は、過去10年間で12月から2月にかけて特に多いとして注意を呼びかけています。

■中村安里フィールドキャスター
「ストーブなどを使う機会が増えると思うのですが、その中で気をつけることはどんなことでしょう。」
■福岡市消防局・江嶋紘允さん
「過去にあった事例としては、ストーブの上になんらかの要因で、干していた洗濯物が落ちて火がついて火災が起きた。ストーブの近くでは洗濯物を干さないことと、もう一つは就寝中は必ず火を消すようお願いし ます。」

12月18日に起きた福岡県久留米市東合川の火事は、警察によりますと、火元は石油ストーブとみられるということです。

また、24日、宗像市日の里の団地で起きた火事では、火元の住人は警察に対し「ストーブに灯油を入れていた」と話しているということです。

■江嶋さん
「必ず火を消して給油すること。もう一点は、灯油がこぼれないようにキャップをして、確実に締めたのを確認して給油してください。」

鍋料理がおいしいこの季節に大活躍のカセットコンロですが、カセットボンベが正しく取り付けられていない状況で使用した場合の実験映像があります。漏れ出したガスに引火して、大きく燃え上がりました。

また、熱されたカセットボンベが爆発した際、どれほど危険なのかを再現した映像では、カセットボンベは大きな爆発音とともに、厚さ1.2センチの板4枚を突き破りました。

■中村フィールドキャスター
「カセットコンロを使用する時の注意点を教えてください」
■江嶋さん
「カセットコンロに大きい鍋を使用すると、鍋の熱がガスボンベ に伝わって、ガスボンベが破裂することがあります。」

使用する鍋が大きくガスボンベに近い状況だと、熱がガスボンベに伝わり、爆発する恐れがあります。そのほか、大きな鉄板にカセットコンロを複数台並べて使うことなども危険だということです。

この先も空気の乾燥が続く見通しで消防は、注意を呼びかけています。

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