"重傷ひき逃げ" 40歳の会社員の男を逮捕 「人にぶつかった認識ない」容疑否認【福岡市南区】
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今月3日、福岡市南区で歩行中の男性を乗用車でひき逃げし、手の指の骨を折るなどの重傷を負わせたとして、40歳の会社員の男が逮捕しました。
ひき逃げと過失運転致傷の疑いで16日に逮捕されたのは、福岡市南区大橋の会社員・山下智輝容疑者(40)です。
警察によりますと、山下容疑者は今月3日午後9時半すぎ、福岡市南区大橋の市道で乗用車を運転中、歩行中の40歳の男性を後ろからはね、右手親指や左手人さし指の骨折など全治2か月の重傷を負わせたにもかかわらず、そのまま逃走した疑いです。
はねられた男性は事故後そのまま自宅に帰り、ケガをしている理由を家族から尋ねられましたが、事故当時の記憶がなく「なぜケガをしたのかわからない」と答えたということです。
家族からの通報を受け、警察が調べた結果、男性がひき逃げされていたことがわかりました。
一方、事故の翌日、山下容疑者は会社の上司に「事故を起こした」と連絡しました。
上司は山下容疑者の自宅を訪ねましたが、応答がなかったことから、安否確認のため警察に通報したということです。警察官が訪ねると、山下容疑者は無事でした。
通報をきっかけに、警察が山下容疑者の車を調べたところ、左側ミラーの損傷が確認されたほか、ドライブレコーダーに、後ろから人にぶつかる様子が記録されていたということです。
山下容疑者は「3日に車を運転していたことは間違いないが、人にぶつかった認識はない」と容疑を否認しています。