日本酒をアメリカに売り込め、現地バイヤー招き”酒蔵ツアー” ユネスコ無形文化遺産に登録「伝統的酒造り」で注目(宮城)
去年ユネスコの無形文化遺産に「伝統的酒造り」が登録されて注目を集める日本酒をアメリカに売り込もうと、現地のバイヤーを招いた酒蔵ツアーが開催されています。
これは、宮城の日本酒の輸出を拡大しようと、宮城県が17日から開いているもので、18日は大和町の「大和蔵」でアメリカのバイヤー3人が杜氏から説明を受けました。
実際に麹造りの様子や、仕込み時期によって違いが出る発酵の進み方などを見学。
大和蔵の杜氏・関谷海志さん
「これ(瓶詰後に殺菌できる装置)を導入したことにより海外に輸出した時に耐えられる酒質にできた」
瓶詰後に殺菌することで美味しさを損なわずに、常温での流通が可能なことなどを確認していました。
和食ブームを背景に日本酒の需要が高まっているアメリカでは、国内最大級の日本酒イベントのチケットが完売するほどだそうで、このイベントを主催したバイヤーの1人もその品質に可能性を感じたようでした。
アメリカ初の日本酒専門店「TRUE SAKE」店長 メイ・ホさん
「宮城の酒米を使って宮城で作られた酒は特別。(私の店だけではなく)アメリカの日本酒市場で非常に可能性がある」
大和蔵の杜氏・関谷海志さん
「実際にお酒を飲んでもらって良い評価を頂けて、改めて自信が深まった」
このツアーは、20日までの4日間開かれ、バイヤーたちは5つの酒蔵を巡るということです。