投資家の「村上」を名乗る人物が投資情報を載せるSNSのグループで投資を勧められ、福岡県糸島市に住む男性が現金3700万円をだまし取られました。

警察によりますと、福岡県糸島市の73歳の無職の男性は去年１１月、SNSに表示された投資関連の広告をクリックし、リンク先のサイトに個人情報を入力しました。

男性は、投資家の「村上」を名乗る人物が投資情報を載せるSNSのグループに入り、複数の人物から「金の先物取引で利益をあげた」「高確率で利益を得られる」など、投資を勧められました。

男性は指定された口座に10回にわたり、合わせて3700万円を送金し、だまし取られました。

去年12月に11回目の送金をしようとしてできなかったため、金融機関に問い合わせたところ「口座が犯罪に使われている可能性がある」と指摘され、警察に相談しました。

警察はSNS上や面識のない人からの投資話に安易に乗らないよう、注意を呼びかけています。