沈没した海自の掃海艇「うくしま」引き揚げに向け最終調整 出火原因を特定へ 海曹の捜索続く 福岡
海上自衛隊は、福岡県宗像市沖で11月に沈没した掃海艇を引き揚げるため最終調整していることを明らかにしました。
掃海艇「うくしま」は11月10日、宗像市沖を航行中に火災が発生して転覆し、その後、沈没しました。
船体は現在、水深50メートルの海底に沈んでいて、一部は損傷しているものの、調査を請け負った東京のサルベージ会社は先週、「引き揚げ可能」との調査結果を出しているということです。
海上自衛隊は「うくしま」の引き揚げに向けて、時期などの最終調整をしていると明らかにしました。
船体を引き揚げて、出火原因の特定につなげたいとしています。
この事故では、火元とみられる機械室で当直をしていた古賀辰徳3等海曹(33)の行方が分からないままで、海上自衛隊は現在も周辺海域で捜索を続けています。
最終更新日:2024年12月4日 19:19