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山形市の車両炎上衝突事故 現場に居合わせた高校生がとっさの対応 子どもに上着を

2024年12月4日 18:04
山形市の車両炎上衝突事故 現場に居合わせた高校生がとっさの対応 子どもに上着を

山形市で3日朝、車同士が衝突し1台が炎上する事故がありました。当時、登校中に事故に居合わせた高校生2人がけが人の対応などにあたっていました。2人に当時の状況について聞きました。

軽乗用車から激しく上がる炎。3日午前8時半ごろ、山形市白山1丁目の交差点で撮影されたものです。車両火災の原因は軽乗用車と乗用車の衝突事故でした。事故は軽乗用車が右折しようとした際に直進してきた乗用車と衝突。軽乗用車のエンジンルームから火が出ました。

佐藤風樹さん「信号待ちをしていたら右側から大きな音が聞こえて自転車とかばんを置いて軽乗用車の方に向かった」

事故直後、現場に居合わせた2人の高校生がいました。山形明正高校3年の佐藤風樹さんと安孫子大輝さんです。佐藤さんは自転車で登校中、信号待ちをしている際に事故を目撃したといいます。

佐藤風樹さん「結構大きい音だったので右を見たら車同士がぶつかっていた」

軽乗用車の前方からは小さく火が上がっていましたが、佐藤さんはとっさの行動に出ます。

佐藤さん「自転車とかばんを置いて軽乗用車の方に行って大丈夫ですかと声をかけた。(運転手の状態は?)放心状態でしゃべることができなそうだった」

その後、運転手の女性が自力で車外に出たといいます。そのおよそ10分後ー。軽乗用車のエンジンルームから激しい火が上がりました。
佐藤さんと同じく登校途中に現場を通りかかった安孫子さんはもう一方の乗用車に向かいました。

安孫子さん「到着したときは消防も救急車も到着しておらず 小さい子どもがいたので上着を貸した」

その後、駆け付けた消防によって火は消し止められました。双方の車に乗っていたあわせて4人が病院に搬送されましたが、全員が軽いけがでした。

佐藤さん「助けなきゃというより体が勝手に動いて助ける行動に出た」
安孫子さん「自分も自転車で登校しているので 自分が気を付けていても車が危ないこともあるので周りをよく確認してこれからも登下校したい」

警察は事故当時の信号の状況など事故原因を調べています。通勤・通学の時間帯に発生した今回の事故。幸い全員が軽いけがで済みましたが、大惨事につながる恐れもありました。悲惨な事故を起こさないため、ドライバーの安全運転への意識が大切です。

最終更新日:2024年12月4日 19:55
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