福岡市で酒に酔った状態で車を運転し信号柱と街路樹に衝突したとして、45歳の無職の男が7日、逮捕されました。当時、男は「知らない男が事故を起こしてどこかへ行った」と話していましたが、事故のおよそ半月後に逮捕されました。

酒酔い運転と報告義務違反の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区の無職、光本洋行容疑者（45）です。

光本容疑者は10月19日午前2時40分ごろ、福岡市東区若宮で酒に酔った状態で軽乗用車を運転し、信号柱と街路樹に衝突して警察に報告しなかった疑いです。

当時、目撃者の通報で警察が駆けつけたところ、車の近くに立っていた光本容疑者は「知らない男から車を運転させてほしいと言われた。男が運転し事故を起こしたがどこかへ行った。自分は助手席に乗っていただけ」などと話したということです。

光本容疑者にケガはなく、呼気から基準値の6.6倍のアルコールが検出されていました。

その後の防犯カメラなどの捜査で光本容疑者が運転していた疑いが強まったとして11月7日、逮捕されました。

警察の調べに対し「飲酒運転をした記憶はありません」と話し、容疑を否認しているということです。

警察は、駐車場から出て100メートルほどのところで事故を起こしたとみて調べています。