堀井気象予報士のお天気情報 めんたいワイド 7月15日
16日(あす)のポイントは「土砂災害に注意」です。断続的に雨が降ります。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。
対馬海峡に梅雨前線が停滞し、15日(きょう)午前、九州北部で大雨となりました。未明から朝にかけては、朝倉市で1時間に57ミリの非常に激しい雨を観測したほか、福岡市早良区脇山や久留米市などでも40ミリを超える激しい雨が降りました。
午後は日差しも出て、日中の最高気温は29℃前後と、前日より4℃前後高く、福岡市や北九州市で真夏日となりました。
16日にかけても、湿った空気の影響で大気の不安定な状態が続くでしょう。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に注意・警戒が必要です。
今後の予報です。15日夜、雨は小康状態ですが、16日は湿った空気の影響で、再び雨が降りやすいでしょう。所によって昼前後は雷を伴い激しく降る見込みです。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意が必要です。
水曜日は前線の活動が弱まり、晴れ間が出る見込みです。木曜日と金曜日は曇りがちの天気ですが、土曜日以降は太平洋高気圧の勢力が強まり、晴れる日が多くなりそうです。日中の最高気温は、水曜日以降、34℃前後と厳しい暑さが続くでしょう。熱帯夜も戻るため、室内での熱中症にも警戒が必要です。