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夜の登山道に寝転ぶ人々 “滞留”発生に関係者が危惧 3連休の富士山 山梨県

2024年7月15日 19:19
夜の登山道に寝転ぶ人々 “滞留”発生に関係者が危惧 3連休の富士山 山梨県
 この3連休、富士山は大勢の登山者でにぎわい、初日の13日には今シーズン最多となる3000人近くが山頂を目指しました。

 こうした中、山小屋に宿泊しない登山者が登山道で仮眠をとるなどして滞留する状況が発生し、関係者が危惧しています。

 3連休最終日の15日も富士山5合目には大勢の登山者の姿がみられ、1429人がゲートを通り山頂を目指しました。

登山者は
「きょうは一生に一度、夫婦で富士山に登りたいと思いやってきた。ご来光が見えるといいなと思っています」「今までの努力の成果を出し切ります。頂上目指して頑張るぞ!」

 夏山シーズン前半のピークとなった3連休は天候が不安視されたものの、連休初日の13日に山頂を目指した登山者は山開き以降、最多の2946人に上りました。

 こうした中、8合目付近では山小屋に宿泊せず、登山道の一角でシートをかぶるなどして夜をやり過ごす登山者が現れました。

 8合目の山小屋によりますと、その多くは外国人登山者で、13日には最大50人ほどが仮眠や休息をとるなどして、登山道に滞留する状況が見られたということです。

 山小屋の関係者は、ひとたび天候が崩れれば、命に関わりかねない危険な行為だと危惧しています。

山小屋関係者
「夜間の弾丸登山は山小屋が満室だと避難できる場所もないので、弾丸登山を行う旅行会社があったりするので、そういうところに啓発活動をして、そういうツアーを辞めてもらうことが必要」

 県が今年から導入した登山規制では山小屋の宿泊予約がなくても、午後4時までにゲートを通過する登山者は規制の対象にはなっていません。

 県は「登山規制の趣旨の周知に努めるとともに、関係団体と課題を共有したい」としています。
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