平年の3割程度 雨不足で水不足の懸念高まり 筑後川流域の関係機関で連絡会議
“水不足”筑後川流域の関係機関で連絡会議
筑後川流域では、雨不足によって水不足の懸念が高まっていることから、20日に関係機関で今後の対応が話し合われました。
■九州地方整備局・浦山洋一 河川部長
「特に8月から10月のこの3か月間、雨があまり降らなくて。いま、ダムの貯水率が結構下がっている状況でございます。」
20日に福岡市で開かれた『筑後川水系渇水調整連絡会』には、九州地方整備局や福岡・佐賀・熊本・大分の関係機関など50人が参加しました。
九州地方整備局によりますと、ことしの筑後川流域の平均雨量は、9月が53.3ミリ、10月は30.6ミリと、いずれも平年の3割程度です。
このまま雨が少ない傾向が続くと市民生活への影響が懸念されるため、会議では、水の利用状況の把握についてより一層徹底することや、水を大切に利用することを促す啓発活動を行うことなどが合意されました。