福岡県鞍手町の住宅でしゃも1羽を盗み、逃走する際に飼い主の男性を車で引きずり大ケガをさせたとして、33歳の男が30日、逮捕されました。

強盗致傷の疑いで逮捕されたのは、福岡県鞍手町の無職、来原満一容疑者（33）です。

警察によりますと、来原容疑者は15日午前10時50分ごろ、鞍手町内の住宅の敷地内で、しゃも1羽が入った木箱を盗み、逃走する際に飼い主の男性を車で引きずり大ケガをさせた疑いです。

飼い主の男性は鳥小屋の様子を見に行ったところ、軽乗用車にしゃもを積み込もうとしている来原容疑者を発見し、声をかけました。

来原容疑者は車を急発進させ男性を引きずってガードレールに衝突、転倒させて逃走したということです。

男性は1か月の治療が必要な大ケガをしました。

付近の防犯カメラなどから関与が浮上し、30日に逮捕しました。

警察の調べに対し「盗んでいません。お金を払って買っています」などと話し容疑を否認しているということです。

来原容疑者の自宅からはしゃもが生きた状態で見つかり、30日にも男性に返されるということです。

さらに別のしゃもも見つかっているということで、警察は余罪の有無を調べています。