尾道市元職員らに有罪判決 入札情報もらし現金受け取る
尾道市発注の道路工事をめぐる贈収賄事件で、入札情報を漏らした罪などに問われた元職員らに有罪判決が言い渡されました。
判決を受けたのは尾道市土木課の元職員の被告(52)と建設会社元社長の被告(58)です。判決によると元職員の被告は去年、尾道市が発注した2件の道路工事をめぐり、入札情報を元社長の被告に渡しました。そして、元社長の被告から謝礼として現金合わせて6万円を受け取りました。
20日の判決で広島地裁の石井寛裁判長は「官民の癒着により競争をゆがめ公務の信頼を揺るがし、自己の利益を優先したことは非難されるべき」と指摘。そして、元職員の被告に懲役2年6か月執行猶予4年、元社長の被告に懲役1年6か月執行猶予3年の判決を言い渡しました。
《2024年9月20日放送》