サッカースタジアム建設で発掘 旧陸軍施設の遺構を公開 広島
広島市のサッカースタジアム建設の際に発掘された旧陸軍施設の遺構の一部が公開されました。
広島市の中央公園で公開されたのは、旧陸軍の「中国軍管区輜重(しちょう)兵補充隊」と呼ばれる輸送部隊の施設跡のうち、石敷とアスファルトの一部です。
遺構は広島市のサッカースタジアムの建設の際に発掘され、軍馬のための手入場などの床材に使用されていたものです。明治時代以降、広島城周辺には陸軍施設が置かれ、軍馬が中心的な役割を果たしていたとされます。
■広島市 柳澤健輔 文化財担当課長
「この展示を見ていただきまして、戦前のこの場所とか広島がどのようなものであったのかというところを思いをはせていただきたい」
公開された遺構は、常設展示されます。
(2024年11月21日放送)